よく事業経営は航海に喩えられ、
事業モデル(ビジネスモデル)は、「船の設計図」だといわれます。
事業経営においては、
まず事業の目的(ミッション)があり、
その目的の方向へ進む過程のある時点において、達成したい状態(ビジョン)を定めます。
その状態に行き着くための道筋・順序(戦略)を取捨選択し、
その道筋・順序に対して、最適な事業全体の構造・仕組み(事業モデル)を作ります。
これを航海で喩えるならば・・
ミッションが「どこの海を・どの方角へ」航海する旅に出るかであり、
ビジョンは、その旅の次の「到着港」を示します。
戦略は、次の到着地点までの「航路」であり、
事業モデルは、その航路を「どんな船」(=船の設計図)で臨むのかを表します。
このように考えてみると、重要なことは、船の設計図(事業モデル)は、
それ単体でいくら考えても、何をどう設計していいか分からないということです。
つまり、どの領域をどこまで、どんな航路で進むかが分かって、
はじめてそれに最適な船の設計を考えることが可能になるということです。